Matchmakers
素敵なふたりと言われてみたい
まるで週刊誌の3面記事みたいに
どうせ俺たちの情熱なんて
金が目当てにまとわりついてるネズミたちのためのもの
派手な上着かざして愛をささやけば
世界はまるで二人だけのもの
仕事に追われてるやつの頭には
薬にもならない三文紙が似合いさ
嘘が本当になるまで吹き込まれるのは
株と女とうわさ話 肝心なことは言わない
ごまかす日々溺れて酒をあおれば
明日もきっと同じ繰り返し
通りすがりのテレビには遠い国の戦場
眉をひそめた彼女がおしゃれな指を出す
野次馬気分がどうしても抜けないで
かすめ取られた札束が燃えるのを見てるだけ
そこの陰に隠れてる 誰か笑ってる
血しぶきの向こうで あいつ踊ってる
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