とまどいの終わり

一緒にご飯を食べて
おいしいねって笑えること
少し疲れた寝顔を見ながら
手をつないで眠ること

あたり前のように過ぎていく
名前のないこの時間は
すべてふたりでつくったもの
それが生きている証

心の表と裏側を
うまく縫い合わせられなくても
今ここにふたりでいることは
ウソじゃないから

世の中で泣いてる誰かと
となりにいてくれるあなたのために
少しでも幸せをあげられたら
やさしくなれたなら

心の影がボクを問い詰めても
今ならきっと答えられる
生きることに答がなくても
歩いていけるって

心の痛みが続いても
自分の中に自分がふたりいても
人を愛する力がなくても
生きていけるって

だから ここにいてくれるあなたに
心からありがとうを言わせて
これからもゆっくり ゆっくり
歩いていけることを確かめて
一緒に生きていこうね
一緒に歩いていこうね

詩の世界 一覧に戻る

最初に戻る

inserted by FC2 system