NHKスペシャルへの投稿

 1月22日・23日のNHKスペシャルで憲法についての意見を募集しているので、以下のような意見を書き込んだ。

番組HPは http://www.nhk.or.jp/kenpou/

憲法9条について
 明確な人殺しである戦争を放棄し、人殺しの組織である軍隊を不保持を謳った9条は、人殺しを防ぐための大きな指針であり、9条を改定しようとする人は、戦争についてどのように考えるのか、自らが人殺しを支持する可能性があることについてどう考えるのか、きちんと説明する必要があると思います。

9条改正の是非について
 人殺しにつながる戦争や武力を認める9条改定には反対します。
 少年犯罪や少年に対する犯罪を非難するならば、国による犯罪を容認することになる9条改定にも反対するべきだと思います。9条を改正するのではなく、9条に違反している自衛隊や戦争を支持している現状を改めるべきです。

自衛隊について
 自衛隊は実質的に軍隊であり憲法違反の存在です。軍隊という暴力組織は本質的に民主主義と共存できず、それは今までの日本の軍隊や自衛隊の歴史にも現れています。
 軍備解除し純粋な「災害救助隊」とするべきだと思います。

国際貢献について
 アメリカのアフガンやイラクへの侵略に反対し、世界中の飢餓や災害に苦しむ人々へ支援をすることが最大の国際貢献です。アメリカに対する経済制裁や、自衛隊を武装解除しイラク人をアメリカ軍から守るための活動組織として改変することも有効な国際貢献だと考えます。

アメリカとの関係について
 アメリカと対等に是非をはっきり言い合える関係になるべきだと思います。日本人の安全を脅かしている日米安保は廃棄の方向で検討し、アメリカの軍事行動に対してははっきり反対し、今回の津波災害に対する救援のような行動には積極的に共同するべきだと考えます。現在のようなアメリカに依存する状態から脱却しなければ、日本人としての誇りを持つことはできないと思います。

集団的自衛権について
 軍事行動を伴う集団的自衛権は憲法違反であり反対します。国連を「軍事行動に対する集団自衛組織」として機能できるように変えていくべきであって、現在言われている集団的自衛権は先制攻撃を容認する「集団的攻撃権」と言い換えるべきだと考えます。

その他の意見
 人間が幸福に生きていく視点から憲法の理念をまず検討するべきで、深い理想抜きの憲法改定はこの国を悪くするだけだと思います。この国のあり方をどうするのか、もっと広い範囲で国民の声を聞いてから、憲法を変える必要があるかどうかを考えるべきだと思います。

(2005/1/11)


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