体を大切にね


 ちょっと無理をして体をこわしてしまいました。塾と家庭教師を休んでしまい、みんなに迷惑をかけて申し訳なかったです。すみません。
 塾講師はなかなか休めない仕事で、カゼで熱が38℃出ながら授業をしたこともあるのですが、山本はもう若くないので無理がきかず、今回はどうしようもありませんでした。これ以上迷惑をかけるわけにはいかないので、体調には十分気をつけます。しばらくはこの通信も小さい版にして書く量を少なめにしたいと思います。(『元気モリモリ通信』は中学校に勤めていた時のクラス通信の名前で、タイトルは当時の中1の人の書いたものです)
 『体が資本』というのは元気な時にはなかなか実感できませんが、寝込んで動けなくなったりすると、普段の生活のありがたさが身にしみます。山本は小さい頃小児喘息で、夜中セキが出て眠れなかったのは本当に苦しかったのですが、体力がついて治ってしまうとその時の苦しさを忘れてしまって、元気に生活できるのが当たり前みたいに思えてしまいます。想像力が貧しいのかな。
 みんなは若いので、もう1つ別の意味で『体が資本』です。これから何十年も使っていく自分の体を大切にしてほしいです。
 これも山本の話ですが、クラブでバレーボールをやっていた高校2年の夏、ポールに左ひざをうちつけてケガをしました。医者に傷を縫ってもらった時、「半月板(ひざのお皿の近くの軟骨)に少し傷がついているから、2ヶ月くらいは休まないとダメだ」と言われたのですが、クラブを休みたくなくて、万年補欠なのに足を引きずりながらサーブの練習とか球拾いをやっていました。半年してクラブを引退した後また医者に行った時「バカだなあ。これで一生平泳ぎとスキーはできないよ」と言われました。まさかと思って泳いでみたらちゃんと平泳ぎはできたので、あの医者はウソつきだったなあなどと思っていましたが、大学に入ってまたバレー部に入ると今度は痛みがひかず、左ひざをかばっていたせいで右ひざや腰まで悪くなり、結局大学1回生の夏休みに両ひざの手術を受け、半月板をとってしまいました。それからは本当に平泳ぎもスキーもひざが痛くてできなくなり、寒かったり雨が降るとひざがジンジン痛みます。腰痛もなかなかよくならず、長時間座っていられません。あの時医者の言うことを聞いていれば……とも思わないのですが(バカ)、これでソンをしたこともたくさんあります。
 体を鍛えることはもちろん必要ですが、一生つきあっていく自分の体を傷つけることはしてほしくありません。どこかが痛むのは「今は無理をしているんだよ」という体からのサインです。しんどい時にガマンすることも必要ですが、自分の体からの声をしっかり聞いて、今はまずいと思ったらしっかり体を休めてあげてください。体だけではなく、頭も心も同じです。うまく鍛えてうまく休ませるのがうまい生き方です。そういう工夫をするのも大切な勉強なんですよ。(2010/6/2)


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