勉強のすすめ
勉強のすすめ
1学期も残りあと少しになりました。期末試験が終わると授業はもうありません。松蔭の夏休みは公立と比べるとかなり長いので、クラブなどに打ち込むこともできるし、休みボケでだらけきってしまう人も出てきます。中1の場合はキャンプがあるので、まるっきり休みというわけでないですが、それにしても長い休みです……
さてはじめての期末試験ですが、不安を持っている人もかなりいるようです。中間でやった科目はまだしも、聖書やら理科Tやら大変そうですね。でもなんだもはじめはやはり大切です。今何かの教科に苦手意識を持ってしまうと、卒業まで成績が上がらない、ということにもなりかねません(そういう高校生はけっこういます)。試験の後には保護者面談もあります(家庭訪問はしばらくあきらめ)。夏休み−−−もちろん宿題もあるけれど、休みは休み−−−をすっきりと迎えるためにも、ここはひとつ腹を据えて1学期の復習をしてください。結果も大事だけど、まずは自分なりの目標(教室に貼ってあるよね)と学習計画を立てて臨んでほしいです。前に言ったように、全科目80点以上をめざしてください。
もう1つ、できるだけ助け合ってください。学習係の人は、できるだけ自分の科目が得意になれるように努力してください。教室に残って教え合うのもいいです。図書館でみんなで勉強するのもいいです。勉強は最後は自分ひとりでするものですが、みんなで同じことを学んでいるのだから、少しでもわかる人が教えてあげてください。人に教えることはまた、自分にとってとてもいい勉強になります。全員が納得できる点をとれるようにがんばってください!
遊びに行こう!
上にも書いたように、松蔭の夏休みは長いです。ひとりで遊んでいると本当に退屈してきます。「クラスのみんなで一度、どこかに遊びに行こう」という話をある日の放課後したら、色々な表情の答が返ってきました。クラブや家の都合もあるので全員で行けるとは思いませんが、一度くらいクラスで遊びに行きませんか? またどこかで話をするつもりですが、考えておいてください。試験が終わるまでに相談をしましょう。
それでもルールだから……まじめな話
先生が去年松蔭に来て一番驚いたことは、「こんなに校則違反をしている人が多い学校があるのか?」でした。今でも驚いています。例えば「何年生から髪の毛を垂らしてもいいの?」「高校生になったら髪の毛を染めてもいいの?」「ピアスしてる人もいるやん」等々。今みんなの聞いていることは、去年山本が他の先生に聞いていたこととほとんど同じです。
"先輩がしているんだから、私がしたっていいよね"
そう思うのも、自然かもしれない。でもね……
人がしているから私もしたい、と思うのではなく、私にとってプラスになるからしたい、と思ってほしいのです。細かいところまでうるさい校則だと思っても、大部分の規則は「あなたたちがしっかりしたオトナになるために」つくられたものです。
本当に自分のためになることであれば。校則違反でない形でできるようにしてほしい。今この学校にいて「この規則はヘンじゃない?」とか「もっとこんなふうにしてほしい」とかいうことを、ちゃんとした形で声にしていってほしい。今はそのために「ヘンだなぁ」「ここは何とかしてほしい!」ということを、心の中に貯めておいてほしいのです。
そして、今はルールを守ってほしい。規則に対して文句を言うことと、規則を破ることは全く別のことです。どんなにヘンに思えることでも「規則を守る」ことについてはきちんと考えてください。それが本当のオトナになる意味です。自分や先生をごまかすことだけは止めてほしい。2学期になって生徒会にちゃんとものが言えるようになったら、クラス丸ごとで校則に対して問題提起をしましょう。そのためにはクラスの中できちんと話し合いをしてほしいし、他の先生ときちんと話ができるような力もつけてほしい。
どんなことにも、ごまかしで通り抜けないでください。勉強にもクラブにも、学校の形そのものにも、正面からあたるだけの力をつけてください。それが、この学校に来ている意味のはずです。
ご苦労様
みんなが帰った後ゴミ捨てに行ってくれたAさん、ご苦労様。
歌の歌詞を手書きで書いてくれたBさん、Cさん、ご苦労様。
日誌をしっかり読んでコピーを貼ってくれるDさん、ご苦労様。
休んだ人への連絡をしてくれるEさん、ご苦労様。
いつも大きな声で歌ってくれるFさん、ご苦労様。
あいさつをしっかり元気よくしてくれるGさん、ご苦労様。
黒板の花言葉を書いてくれるHさん、Iさん、ご苦労様。
新聞の記事を一生懸命まとめてくれたJさん、ご苦労様。
いつも大きな声で教科の連絡をしてくれるKさん、ご苦労様。
そして山本の気づかないところでクラスの仕事をしっかりしてくれている人たち、みんなみんなご苦労様。
……みんなで、居心地のいい、いいクラスにしていこうね!(1994/6/29)
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