当り前のことを当り前に

 前に"合格より大切なものがある"と書きましたが、ここまでくればもちろん全員に合格して欲しいです。中3と高3の人だけでなく、来年入試がある小5と中2の人も、自分の目標を持つこと、受験への意識を持つことについては同じです。
 本屋に行くと「これをすれば絶対合格!」というような勉強法の本が並んでいます。(『超勉強法』なんていうのもありましたね)山本もたまにパラパラ見たりしますが、お金を出して買いたいと思うようなものは今まではありませんでした。
 人によって一番いい勉強の方法は少しずつ違うと思います。夜遅く勉強した方がいい人、朝早く起きて短時間に集中した方がいい人、参考書をじっくり読んだ方がいい人、そのつど先生に質問した方がいい人、色々です。でも塾にきている場合、
 授業に休まず出る、遅刻しない、宿題と最低限の復習をする
という当り前のことができる人が一番確実に成績を伸ばすことができると思います。それが塾を一番有効に利用する方法だからです。

 しばらく塾を休んで自分で勉強したい、と言う人も時々います。勉強の方法としてそれが悪いとは思わないけど、ずっと塾にきている人が急に家で自分でしようとしてもなかなかすぐにはペースをつかめない方が普通です。
 特に入試の直前には、勉強の仕方を今までと違うパターンにするのはかなり危険です。中3の人はあと少し、不安になることもあるでしょうが、今までやってきたことを信じて仕上げていくしかありません。
 「自分はこれだけやったんだ」という自信が持てれば、本番で実力以上のものを出すこともできます。逆に不完全燃焼のまま試験に臨むと思わぬ失敗が起こることもあります。いつも言っているように、試験が終わったときに悔いが残らないように、自分の限界に挑戦して下さい。(1997/2/17)


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