顕微鏡大会の顛末

 去年の小6受験クラスの人(中学入試が終わったばかり)が集まって、
「芥川にミジンコを取りに行く会」
というのをしました。去年の授業で顕微鏡のことを話したとき「実際に使ってみたい」という人がいて、入試が終わったらミジンコを見てみようという話をしていたのです。

 土曜日のお昼過ぎ、入試が終わってノビノビのかたまりのような、卒業間際の小学生5人が塾の前に集まって、芥川までハイキング(?)20分あまりで高槻橋に到着。金魚屋で買ってきたアミと、100円ショップで買ってきた容器を持って、川岸の水草の生えている当たりをかき回してドロを容器に入れる。靴をドロだらけにして塾に戻ってきたのは2時間あまりたった後でした。さすがにみんなもちょっとお疲れ。あちこちから借り集めてきた顕微鏡3台と、学研ショップで買ってきたオモチャのような顕微鏡2台で、ともかく1人1台で観察スタート。
……と思いきや、今度は(旧)中3の人がのぞきにやってきて「ミジンコ見える?」「私も見せてー」とちょっとした大騒ぎ。
 ケンミジンコというあまり教科書では出てこないのもたくさんいて、うまくプレパラートにのせるのに四苦八苦していましたが、「できた!」やっと生きたままのケンミジンコを見ることができました。他にもミドリムシ・ツリガネムシ・ゾウリムシなど普段あまり見られないものがたくさんいました。
 1時間くらいすると、中3の人の勢いにも押されて(?)何となく一人ずつ帰っていきました。もうちょっと最初に顕微鏡の使い方をちゃんと説明して、きちんと見せてあげればよかった。でもこの塾で最後の思い出になれば、それはそれで意味もあるかなぁ……などと思いながら一人で後かたづけをしていました。  (使ったものは自分で片づけるクセをつけようね……!!!)(1997/3/11)


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