子どもの権利条約について

 「条約」などというと、それだけで頭が痛くなってしまう人もいるでしょう(山本もそうです。)学校の先生から話を聞いた人も、聞いたことのない人もいるでしょう。
 「国連・子どもの権利条約」は今から3年前に発効(=法律と同じ意味を持つ)しました。当時 山本は学校で中1の担任をしていて、これはどんなものなんだろうという気持ちで本を買って勉強してみましたが、やっぱり難しい。半分あきらめていた頃にわかりやすい解説付きの本が出たので、それを少しずつコピーして生徒に配ったりしていました。

 ……人間には、エライ人間もエラクナイ人間もない。総理大臣がえらいわけでもないし、卒業した大学によって人間の価値が決まるわけでもない。どの人間にも同じように生きる権利がある。……とかいうことは、聞いたことがなくてもだいたいみんな納得することでしょう。
 でも子どもと大人の間には、「大人はえらい・子どもはえらくないもの」という暗黙の了解があるように思います。今の世の中では、大人の言うことは(子どもが納得しなくても)聞かなければならない。学校の先生なんて極めつけですね。山本もそうかな??

 大人は子どもより年をとっている分 色々なことを知っているので、子どもがわからないようなことを知っていたり、子どもができないことができるのは当たり前です。でもそれで「大人がえらい」ということにはなりません。大人は子どもができないことができる分、子どもがきちんとした大人になるのを手助けする義務があるだけです。
 みんなには自分の思ったことを表現したり、自分の力を伸ばすための勉強をする権利があるのです。なかなか大人にはピンとこないことなのですが、みんなには「子どもの権利」がどんなものなのかわかってほしい。あなたたちが親になったときに、子どもを人間として扱う意味がわかっていてほしい(親でもないのにエラソウナ)ということで、この本を少しずつ紹介していきたいと思います。
 「子ども発・知りたい 国連子どもの権利条約」伊藤書佳・小林広樹・三嶋信行共著 ジャパンマシニスト 1993年(1997/6/12)


 元気があってよろしい

   中2の授業はいつになくにぎやかでした。
   テキストの問題を解いていくと、いつもは静かでおとなしい人が、
   とても元気に問題を解いていました。
   授業の前には「先生、中間の点数よかったで」と言ってくれました。よかったね!
   授業を受けたおかげで少しでも成績が上がったら、山本もうれしいです。
   焦らず、さぼらず、力をつけていきましょう。
 



 ※この間塾の卒業生が訪ねてきてくれました。
 (去年高3の人で、この通信もよく読んでいてくれました)。
 「後輩のみんなにメッセージがあったら書いて」と言ったら、文章を書いてくれ?ました。
 ワープロで打つのが恥ずかしいような文ですが、約束なので出します。

 私たちの知る山本
  彼に出会ったのは高3の桜乱れる3月。私たちの心も乱れました。
  彼は病弱で、息を切らしつつも必死で白板にはいつくばって授業をしていたのです。
  私たちはそんな彼に心を奪われました。
  意外なことに彼は結婚していたのです。しかも妻の名を化学につなげて
  「エイコサン」などと教室に愛の風を吹かせておりました。
  私たちはよくそんな彼を利用させていただきました。
  皆さんも大船に乗ったつもりで、彼を利用しまくってあげて下さい。
   (注;中味をすべてまじめに受け取らないように)



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