しんどい時は……


 通信を2回続けて休んでしまいました。久しぶりにカゼをひいて咳が止まらず、家でワープロを打つ余力がありませんでした。「通信はないの?」と聞く人もいなかったので、気にされていないような感じでもありましたが……
 最近、授業中に寝かかったり、チェックシートに「眠い」「しんどい」と書く人が結構います。山本も中学や高校では授業中によく寝て怒られたので、あまりみんなをしかる気になれません。(塾には行っていませんでした)
 この時期は学校の行事やテストも多く忙しいでしょう。テレビを見たりしているのか、夜更かししている人もチラホラいるようです。中3あたりだと、入試のプレッシャーがかかってきて体調を崩す場合もまれにあります。
 人間の健康の基本は、食べることと寝ることと"お通じ"の3つです。寝不足が続いたり、食事のリズムが狂ったり、下痢や便秘になったりすると、病気でなくてもしんどくなってきます(便秘もバカにできません)。体がしんどいなあと思える人は、まずこの3つをチェックしてみることです。
 1日に寝なければならない時間は、人によって違います。8時間寝ないと持たない人もいるし、5時間でも大丈夫な人もいます。これはある程度「実験」してみないとわかりません。どのくらいの睡眠時間ならうまく生活が回るか、ためしてみることです。
 夜に強い人とそうでない人もいます。ただそれは体ができあがったオトナになってからの話で、特に中学生くらいだと、無理に夜更かしをしてもうまくいかず体に悪いことが多いのです。山本も高校の途中から夜型になって、高3の時は学校で寝て夜中に家で勉強していましたが(真似してはいけません)、中学生の時はまだそんなことはできませんでした。
 夜早く寝て、朝早く起きるという方法もあります。これが向いているかどうかもやってみないとわからないので、夜がどうしてもしんどい人は一度やってみるのがいいと思います。
 食べることで言うと、よく言われますが朝ご飯をきちんと食べることです。食べる量が夜に偏ると、昼にパワーが出ないし太る元にもなります。
 甘いものは食べてから体のエネルギーになるまでが早いので、運動や勉強の途中には有効ですが、食べ過ぎると眠くなるので要注意です。夕方5時からの補習に出ている中3の人は、6時35分までの休憩時間に「少しだけ」甘いものを食べるといいわけです。
 生活の仕方を工夫して、それでもしんどいときは、思い切って一回休みましょう。
 休むこととサボることは違います。今無理に何かするより、一息ついて明日それをした方が能率がいいと思って伸ばすのは「休み」、先のことを考えずとにかくラクをしたいと思うのが「サボリ」ですね。どちらにしても自分で判断することです。本当にサボリなら、結局自分がソンをするだけです。
 人間は機械ではありませんから、休まずに動き続けるのが理想ではありません。自分でうまく気分転換を選ぶ権利もあります。休むことで何かがわかることもあります。自分の生活のいいペースをつかめるように、若いうちに色々工夫してみてほしいと思います(山本は未だに工夫中……やれやれ)(1999/10/26)


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