久しぶりに……やってみましょう

 こんばんは。久しぶりに会う人もたくさんいますが、夏休みはどうでしたか。
 また新しい気分で授業に臨んでもらえたらうれしいです。

 本当は授業の中でもっと面白い雑談をしたいのですが、なかなかそういう時間がとれません。特に今年は学校の進み方が速いので、塾の授業も追いついていかないといけません。
 そこでこういう形で、理科の勉強に関係のある話や、みんなの興味の持てそうな話を書いていきたいと思います。(Natural Scientist Clubは「自然科学者クラブ」という意味です)
 2年半ぶりに通信を書くので、はじめはなかなかうまくいかないかもしれませんが、まあヒマなときに、面白そうなところだけ読んでみてください。

 山本は中学校の時、理科が好きでした。理科の先生にあこがれていたという不純な動機もありましたが、理屈がわかったときの面白さや考えることの楽しさを先生や本から教えてもらって、理科がとても好きになったのを覚えています。

 ここは塾ですから、面白ければそれでいい、というわけにはいきません。もちろん成績を上げることも大切です。でも一番いいのは、勉強の楽しさ・面白さをわかってもらって、その上でテストの点もとれるようになることだと思います。勉強というのは生きていくための力をつけるものですから、勉強が楽しいと思える人は、生きることそのものも楽しいと思えるでしょう。

 山本が中学生の頃「理科は面白い」と思えたのは、自分の力ではなくて、いい先生や本に巡り会えたおかげだと思っています。山本もそういういい先生になりたいのですが、なかなかうまくいきません。でも授業の中で1回でも、1年の授業の中で何回かでも「面白いなあ」と思えることが作れたら、そういう機会を増やしていけたらいいなあと思っています。

 そして、みんなには受験が待っています。入試に備えるのは大変だし、いやになることもあるでしょう(グチは聞きますよ)。でも、何か目標を自分で決めてその目標に対して努力してみるということは、大人になっていくためには必要です。「誰かが言うから、みんながやっているから、しかたなく勉強する」ではなくて「自分がこういう高校に行きたいからがんばってみよう」と考えてほしいのです。

 一生懸命問題に取り組んでいる人は、とてもいい顔をしています。そして「やるだけやった」と言える人は、オトナに間違いなく一歩近づけたのです。みんなにもそうなってもらいたいし、そうなれるようにできるだけのことをしていきたいと思っています。
 どんなことでも、意見や質問などがあったら、山本に直接言うか、チェックシートに書いてください。あと半年間、どうぞよろしく。(2002/9/2)


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