ツーウェイの難しさ

 「教室ツーウェイ」という雑誌があります。おもに学校の先生用に作られている雑誌で、上手な授業のやり方・教え方について書いてある雑誌です。
 はじめて本屋でこの雑誌を見たとき「ツーウェイってなんやろ」と思いました。
 読んでみると、ツーウェイは two way(2つの道)で、教師から生徒へ一方的に教えるのでなく、先生と生徒がお互いに意見をやりとりするという意味でした。なるほどね。

 勉強の主役は教師ではなく生徒であるみんなですから、教師や学校のスケジュールに合わせるだけでなく、みんなの必要に合わせた勉強をし、みんなの隠れたいいところを引き出していくような努力を大人がしていかなければならない、ということでしょう。

 みんなには「宿題チェックシート」を書いてもらっています。
これは、
  @宿題や復習をしているかどうかを生徒と教師がチェックする
  Aテストなどの目標点をたてて、勉強の励みにする
  B授業への意見や感想(や雑談?)を聞く
  C授業を評価してもらって、いい授業をするための参考にする
 というのを目的にしています。考えてみれば、これも一応「ツーウェイ」の1つかな。

 授業が始まったばかりの3月の頃、中1の人が「顕微鏡がとても面白かった。もっと見たい」とか「イチゴも細胞でできているとは思わなかった。」という意見がたくさん出ました。顕微鏡を見るのがこんなに評判がいいのは初めてです。本当はもう少し時間をとって色々な生きものを見られたらよかったのだけど、次のところにいかなければなりませんでした。残念。
 でもこういう意見は、やはりありがたいです。「もっと勉強したい」と書いてくれることそのものが、山本にとって大きな勇気になります。「わかりにくい」という意見も参考になります(けっこう後で反省しているんですよ)。どうしてもわからなければ、書いてくれれば補習します(中3でもう何回かしています)。直接言うより書く方が気が楽ではないかと思うのですが……
 とにかく、できるだけみんなの意見を聞きたいと思っています。あんまり考えすぎずに、言いたいことをどんどん書いてください。(授業中に書くのはあかんで)(2002/9/9)

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