昔ばなしその１
リクエストがあったので、山本の昔の話を書いてみます。
生まれたのは三重県の四日市ですが、高校を卒業するまでずっと名古屋で育ちました。両親とも中学の教師で共働きだったので、昼間はおばあちゃんの家や保育園にあずけられたりしていました。もともと小さい子をあずけられるような保育園がなかったので、山本の親のような働いている人たちがお金を出し合って、小さな無認可の保育園をつくったのです。今から考えれば安い給料だったろうに、保育士（保母）さんたちは一生懸命世話をしてくれました。親が迎えに来るのが遅くなって、保育園の用務員さんと夕食を食べた覚えもあります。
小さいときは体が弱く、特に夜になると小児ゼンソクの発作がよく出ていました。夜遅く医者に行って注射を打ってもらったり、夜中まで背中をさすってもらったりしていました。こんな山本の世話をするのは、働いている両親にとって本当に大変だったでしょう。
小学校に入る１年前、車を運転していた母親がトラックとぶつかって亡くなりました。それからの１年は「子連れ狼」（知ってる？）みたいな感じで、半分おばあちゃんの家で暮らしていました。よくおもちゃを買ってくれたおじさんは設計技師で、製図道具などを見て「かっこいいなあ」と思っていました。大きくなったら機械をつくる人になる、などと言っていたそうです。（山本は母親のこともあって『絶対に自動車は運転しない』と決めています。今の世の中で自動車を使うのは、色々な意味でよくない面を持っています。こういうこともいつか考えてみてほしいです）
小学校に入るとき父親が再婚して、新しい母親が来ました。彼女はしつけが厳しい人で、それまで甘やかされてきた山本にたくさん小言を言いました。慣れなかったこともあって義母を"オニババ"と呼んだこともあります(！)。でもこの人がしつけてくれなかったら、山本は今のようにはなれなかったでしょう。体が弱かった山本に「乾布マサツ（上半身裸になってタオルでこする）をしなさい」「階段で１階まで３往復しなさい（当時家はマンションの11階だった）」「体を鍛えるためにスイミングクラブに行きなさい」「運動クラブに入りなさい」…… ホントきびしかった。でもおかげで体が丈夫になり、ゼンソクも出なくなりました。小６のときはなんと皆勤賞をもらいました。
小２のとき郊外に引っ越しをしました。家の周りは田んぼ、夜はカエルがうるさい。自転車で遠乗りをして探検するのが楽しみでした。お正月に、友だちあての年賀状を直接配りに行ったこともあります。原っぱに捨ててあった板やたたみを使って"秘密基地"をつくって遊んだりしていました。今みたいにファミコンとかはなかったけど、自分で工夫して色々ものをつくるのもなかなか楽しかったです。
小４からは水泳部と鼓笛隊（ブラスバンド）をやりました。鼓笛隊は運動会でパレードをするのですが、５・６年では大太鼓をやっていました。体が小さいので、大きな太鼓をお腹でかつぐと前が見えない！ でも１人だけのパートはやりがいがある（と思っていた）ので、半分意地になってやりきりました。小太鼓をやっていた年上の女の子に片思いをして、見とれていた……こともあります（ませガキでしたね、ホント）。
小学校の頃は本当にのどかで、特別勉強をするでもなし、学校が終わるとクラブをするかみんなと遊ぶかしていました。義母がよくお菓子を焼いたので、手伝ってたくさんつくっては妹とたらふく食べました。手作りのアップルパイは格別美味！ 今でもあの味は忘れられません。いつか自分でつくってみたいです（ケーキくらいは今でも焼くのですが）。自分でつくった料理のおいしさを教えてもらったことも、今から考えればありがたかったです。男とか女とか関係なしに、みんなにも料理の楽しさを味わってみてほしいです。(2003/5/11)
先週の「テレビ」
最近は外国ものの番組をよく見ています。
土曜夜の「ＥＲ 救急治療室」はずいぶん前からやっているシリーズですが、
なかなかすごいドラマです。医者や看護士がリアルで迫力がある。
特に日本のドラマと比べて女の人がとっても素敵でかっこいい。
日本でも同じようなドラマがありましたが、山本はアメリカの「ＥＲ」の方が好きです。
医療の問題点や虐待の問題もまともに取り上げられていて、勉強にもなります。
日曜夜の「サンダーバード」もなつかしくて見てしまっています。
もう40年近く昔の人形劇ですが、今見ても古くさい感じがなくて、かっこいいです。
お金をかけてしっかりつくっているので見応えがあるのでしょう。
１回見てみるといいですよ（……勉強もしてね）。
あとよく見るのは、やしきたかじんの番組あたりかな。
きっついけど本音でしゃべるのが面白いです。
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